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2020年 01月 27日(月)

社葬・団体葬の準備で心得ておきたいこと

社葬祭壇イメージ

2023年12月19日更新。

葬儀を「社葬」で執り行うとなった時に、何をどのようにしたらいいのか戸惑う人も多いと思います。会社を挙げての大切な行事を滞りなく行うために、社葬の定義から準備の内容などについてご紹介しますので参考にしてください。


【もくじ】
・社葬とは
・社葬・団体葬は故人の遺徳を顕彰する儀式
・葬儀実行委員会の設置により葬儀委員長を決定
・葬儀にあたっての諸準備
 

社葬とは

社葬とそれ以外の葬儀を分ける判断基準は、葬儀の運営主体が会社にあり、会社の経費で執り行われるかどうかという点です。社葬では通常、喪主は遺族が務め、施主は最高責任者である葬儀委員長を中心に会社が務めます。なお、社葬にはいくつかの種類がありますが、一般的な社葬は、まず近親者で密葬(個人葬)を行い、その後、本葬である社葬(団体葬)を執り行います。そのため、訃報から社葬までには多少、時間はあるものの、決めることや準備することが膨大にあるのが特徴です。
 

社葬・団体葬は、故人の遺徳を顕彰する儀式

社葬・団体葬は、故人に対して会社として弔意を示し、故人の功績を顕彰する意味が込められています。また、実質的な次期後継者を発表する場となる場合もありますので、対外的にも細心の配慮が必要です。社長や取締役など重要な役職にあった人や特別な功績があった人が亡くなった時や殉職者が出た時などに行われます。
 

葬儀実行委員会の設置により葬儀委員長を決定する

社葬(団体葬)が決定したら、葬儀実行委員会が設置され、葬儀委員長ならびに葬儀委員が選出されます。葬儀委員長は喪主や遺族よりも上位になり、あいさつなどが主な役割です。実質的な運営は葬儀実行委員会が行い、総務部などが実行委員会に当たるのが一般的です。
 

葬儀にあたっての諸準備

葬儀社に全般を依頼する場合、僧侶の人数等十分に相談することが大切です。社葬では規模が大きくなるため、僧侶も複数(3~10名)でお勤めすることがほとんどになります。僧侶の人数については、菩提寺があればそのお寺に確認し、なければ葬儀社が手配しますので葬儀社に相談してください。また、お布施等も確認しておきます。喪服を着る場合は、見た目を統一し、リボンや喪章で役割を明確にします。遺族や主催者はモーニングなど正装をすることが多いです。

モーニングイメージ


社葬の進行手順
①葬儀実行委員会の設置
 葬儀委員の選出
②葬儀の規模・費用の決定
③喪家側の密葬・火葬
④社葬執行準備
 式場選び・通知
 式場見取り図・式次第作成
⑤式運営
 
社葬仏式葬儀告別式式次第(一例)
①親族参列者着席
②僧侶入場
③開式の辞
④読  経
⑤弔辞弔電
⑥焼香読経
 委員長・喪主焼香
 親族・参列者焼香
⑦僧侶退場
⑧委員長あいさつ
 葬儀終了 少憩
⑨一般告別式
⑩親族代表あいさつ
⑪閉式の辞
 
一般的な告別式式次第(一例)
①僧侶入堂
②開式の辞
③読  経
④一般会葬者焼香
⑤僧侶退堂
⑥喪主あいさつ
⑦閉式の辞

社葬イメージ