2024年1月24日更新。
実際に葬儀を主催する立場になった時に慌てないように…、そんな考えから最近では葬儀の事前相談をする人が増えてきました。しかし、葬儀社に話をするのはハードルが高いという人も多いと思います。ここでは葬儀を執り行うまでに調べ、考え、相談しておいた方が良い項目を7つにまとめました。
【もくじ】
・1葬儀の形式
・2葬儀の規模
・3宗教・宗派
・4葬儀社・葬儀場の候補
・5喪主の決定
・6安置場所
・7写真の準備・副葬品の確認
・まとめ
1 葬儀の形式
葬儀の形式には、通夜・葬儀と二日間執り行う一般的な方法の他に、通夜を省いた一日葬や、儀礼を行わない直葬など様々な形式があります。参列者への案内、菩提寺との関係、葬儀後の供養なども含めてどの形式にするかを決めておく必要があります。
2 葬儀の規模
葬儀に参列される人数の予測を立てておくと葬儀場を選定する際の判断基準になります。親族(火葬場まで同行する人)と一般参列者を分けて考えておくことで精進落としなどの料理などを考える時にも目安になります。
3宗教・宗派
宗教形態にも仏式・神式・キリスト教式・無宗教など様々な形態があります。仏式であれば菩提寺があるかどうかを確認します。菩提寺がある人は戒名やお布施の相談をしておくと良いでしょう。神式やキリスト教でもお付き合いのある宗教者がいれば同様に相談しておきましょう。宗教者との付き合いが無い人は、葬儀社に相談すれば紹介をしてもらえます。無宗教でお考えの場合には、具体的にどのような葬儀にしたいのかを詳しく葬儀社と相談しましょう。
4葬儀社・葬儀場の候補
亡くなった時点で葬儀社を探し始めるのは時間も無く、判断が難しいため、事前に数社の葬儀社に話を聞き、どこの葬儀社に依頼するかを決めておきましょう。葬儀場に関しても、利便性や設備、人数などによってある程度決めておくと良いです。ただし、状況によって日程が延びることなどもありますので、第二・第三の候補も検討しておいてください。
5喪主の決定
家族の間で誰が喪主を務めるかを話し合っておいてください。一般的に、喪主は配偶者やお子様が務めます。喪主を務める人と挨拶をする人、また金銭的な負担を担う方が別であっても問題はありません。喪主は葬儀だけでなく、後に続く年忌法要やお墓の継承などの責任も持つことが多いようです。
6安置場所
病院で亡くなった際、病院からは平均2時間ほどで出発します。故人をどちらに安置するかを決めておきましょう。自宅に安置するのが基本とされてきましたが、昨今では住宅事情や近隣の方に知られたくないということから、首都圏を中心に葬儀社の安置施設に安置する人も増えてきました。
7写真の準備・副葬品の確認
葬儀には遺影を飾ることが多いですが、遺影は葬儀後も残るため、写りの良いものを選びたいものです。一般的に男性は写真が少なく、女性は写真が多すぎて選べない、と言われます。ピントが合っている写真で、できるだけ大きく写っているものを選びましょう。写真上の服装は修正が可能なので服装にこだわる必要はありません。以前は遺影写真といえば喪服でしたが、最近では普段着ているもので遺影を作られる方がほとんどです。表情もその人らしい柔らかい表情のものを選んでおくと良いでしょう。葬儀社によっては事前に遺影用の写真を撮影するサービスを行っているところもあります。
副葬品とは火葬の際にお棺に一緒に納める故人ゆかりの物のことです。納めることができない物も多いですから、納めたい物を事前に葬儀社に相談しておくと良いでしょう。
まとめ
葬儀を主催する時に調べ、考え、準備しておくことを7つご案内しました。家庭によっては他にも相談しておくべき項目もあるかと思います。自分が喪主を務めるからといって、ひとりで考えるのではなく、兄弟や親戚に相談することも大切です。意見が異なった場合の優先順位は①故人の希望 ②喪主の希望 ③家族の希望 ④親族の希望 ⑤会葬者の都合です。まずは故人にとって良いと思う方向性で考えてみると良いでしょう。
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