キリスト教の葬儀について-意味や流れ、手配・マナーについて紹介
2024年1月23日更新。
全国儀式サービスでは、ご利用者様のうち、全体の0.5%の方がキリスト教式で葬儀を行ってらっしゃいます。
葬儀を行う際には、神父または牧師にリードしてもらいながら、進めていくことになります。
この記事では、キリスト教の葬儀における意味や内容について、あらかじめ知っておきたいと言う方のために、その概要を紹介します。
三大宗派の中でも、日本に多いカトリックとプロテスタントについて取り上げます。
宗派はもちろん、各教会ごとでも、式次第や内容が異なる場合があるようです。
詳細は、教会に確認するようにしましょう。
カトリックの葬儀
1.カトリックの葬儀の意味
死ぬことを帰天と言い、「死後は神のもとへ帰る」と考えられています。
そのため、葬儀は、故人様の罪を詫びて許しを請い、永遠の安息が得られるように祈るための儀式となります。
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2.カトリックの葬儀の手配
<まずは教会に相談する>
カトリックの葬儀は、教会の教義と儀式を重んじるため、ほとんどが教会で行われます。
またカトリックの教会では、カトリックのその教会の信者の葬儀しか行いません。
そのため、教会の神父が指導してくれます。
よく相談しながら、準備を進めていきます。
<葬儀社への依頼に際して>
教会によっては葬儀社を指定している場合があります。どこの葬儀社でも依頼できるわけではないことに注意しておきましょう。
実際には、その教会での葬儀に経験・実績のある葬儀社が担当することがほとんどです。
なお病院でお亡くなりの場合、病院側から葬儀社を紹介されますが、必ずしもカトリックの(その教会の)葬儀に精通しているとは限らないので、この点に注意しておきましょう。
カトリックの形式で葬儀を行う旨を伝えて、まずは故人様の搬送だけをその葬儀社に依頼するのも、一つの方法です。
<補足:教会側で葬儀社の指定がない場合>
ご自身で葬儀社を手配しましょう。
その際は、葬儀社にカトリックで葬儀を行う旨を必ず伝えます。
教会側と葬儀社側で行き違いの無いように、連絡を取り合うようにします。
葬儀の打ち合わせを行う際は、喪家・教会・葬儀社の三者で行うのが一般的です。
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3.カトリックの葬儀の流れ
<流れの一覧>
○危篤時
①病者の塗油の秘蹟
②聖体拝領
○ご臨終当日
③臨終の祈り
④故人様の搬送
⑤安置
⑥葬儀の打ち合わせ
○ご臨終の翌日以降
⑦納棺
⑧通夜の集い(通夜祭)
○ご臨終の翌々日以降
⑨葬儀ミサ・告別式
⑩出棺
⑪火葬
⑫遺骨迎え
○葬儀後
⑬追悼ミサ
3-1病者の塗油の秘蹟(びょうしゃのとゆのひせき)
カトリックでは、信者の死が近づくと、神父をお呼びして「病者の塗油の秘蹟」が行われます。
神父は、病人の額に聖油を塗って、神の恵みがいただけるよう祈ります。
※3-1は行われない場合もあります。
3-2聖体拝領(せいたいはいりょう)
神父が祈りを捧げ、信者に聖体(パンとワイン)を与えます。
※3-2は行われない場合もあります。
3-3臨終の祈り
神父に祝福の祈りを捧げてもらいます。
3-4故人様の搬送
自宅または安置施設へと搬送します。
後に控える「納棺」や「通夜の集い」が、自宅を会場として行われることが多いため、自宅へ搬送することが多いようです。
3-5安置
故人様を布団に寝かせた状態にします。
■安置の流れ
①湯灌、死化粧を施したら、死装束(故人様が生前に愛用していた衣類)を着せます。
②胸の上で手を組ませ、ロザリオを指に掛けます。
③故人様のお顔に白い布をかけます。
④小机を白か黒の布で覆って、祭壇として
枕元に設置します。そこに十字架、燭台、聖書、聖歌集などを置きます。
※仏式と違い、必ずしも北枕にご遺体を安置する必要はありません。
※飾るものも特にルールはありません。
3-6葬儀の打ち合わせ
前述のとおり、喪家・教会・葬儀社の三者で行うのが一般的です。
カトリックの葬儀ならではの内容もありますので、漏れが無いように注意します。
■カトリックならではの内容例
○聖歌隊
○献花用の生花
○葬儀のプログラム(冊子)
など
3-7納棺
故人様を棺に納める儀式です。
納棺式は、カトリックの葬儀の流れには本来ありませんでしたが、現在、納棺を行う際には、神父が立ち会うこともあります。
■納棺
①神父が祈りの言葉を捧げた後、遺族の手によって故人様を棺に納めます。
②故人様の周りを白い花で飾ります。
③故人様を囲むようにして遺族・近親者が立ち、神父が納棺の言葉を捧げ、聖書の朗読を行い、一同で聖歌を歌います。
④柩にふたをして、黒い布で覆います。また柩の上には、十字架をのせます。
※棺自体が黒の布張棺の場合もあります。
3-8通夜の集い(通夜祭)
仏式の葬儀における通夜にあたります。
■通夜の集い
①納棺後、柩を祭壇の前に設置します。
②祭壇には、白または黒の布をかけた小机を置き、遺影・十字架・ロウソク・お香・聖水・生花を供えます。
③参列者一同が着席し、全員で聖歌を斉唱した後、神父による聖書の朗読・説教が行われ、全員で通夜の祈りを捧げます。
④最後に、参列者が一人ずつ献花をして、終わります(献花の代わりに、聖水を棺にかける場合もあるようです)。
⑤終了後は、お茶とお菓子を振る舞い、故人様の思い出を語り、静かに過ごします。仏式や神式と異なり、酒肴は用意しません。
3-9葬儀ミサ・告別式
教会で行われます。
通夜を自宅で行った場合は、柩を教会へ搬送します。
教会に棺が到着すると、入口で迎えた神父が柩に聖水を注ぎ、祈りを捧げます。
その後、柩は祭壇の前に安置され、開式を待ちます。
■神父入堂
神父が入堂し、祭壇と棺に向けて献香してから、葬儀ミサが始まります。
↓
■開祭
↓
■葬儀ミサ
①言葉の典礼
聖書の朗読、神父の説教の後、故人のために心を一つにして祈る「共同祈願」が行われます。
②感謝の典礼
遺族がパンとぶどう酒を捧げる「聖体拝領(せいたいはいりょう)」が行われます。
※②は行われない場合もあります。
③赦祷式(しゃとうしき)
神父が、柩に聖水を注いでお香を献じ、永遠の安息を祈ります。
↓
■告別式
①聖歌隊の合唱
②故人の略歴紹介
③弔辞・弔電の拝読
④献花
↓
■遺族あいさつ
↓
■閉祭
※式次第は教会によって異なる場合があります。
3-10出棺
神父から出棺の祈りが捧げられた後、遺族が故人様と最期の対面をして、棺の中に花を入れて蓋をします。
その後、柩を霊柩車に納め、火葬場へ移送します。
3-11火葬
本来、キリスト教は土葬でしたが、現在ではほとんどが火葬です。
火葬場では、火葬炉の前に小机を置き、十字架や花を飾ります。
神父が聖書朗読・祈りをして、火葬に移ります。
3-12遺骨迎え
帰宅後、小机などに白い布を掛けた祭壇を設置します。その上に遺骨を安置し、遺影と十字架を飾り、花を供えます。
遺骨は、納骨の日(お亡くなりから1ヶ月後の追悼ミサが目安)まで安置します。
3-13追悼ミサ
仏教での法要にあたります。
ミサの中で亡くなった人のために祈ります。聖書の朗読や聖歌の合唱、説教などが行われます。
世間では(お亡くなりになった日を1日目として)3日目・7日目・30日目・1年後に、追悼ミサを行うと言われていますが、実際には「決まった期日はない」ようです。
そのため追悼ミサは、
○通常のミサの中で神父に祈っていただく
○個別に追悼ミサを行っていただく
形式が取られるようです。
希望する際は、教会に相談しましょう。
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4.カトリックの葬儀での喪家のマナー
<教会への御礼>
葬儀に関する教会への御礼は、献金という形で行います。
※仏式におけるお布施にあたります。
御礼を渡す相手として、
○教会
○神父
○聖歌隊
などが挙げられます。
教会へは「献金」、それ以外へは「御礼」と白い無地の封筒に表書きして、お金を入れて渡します。
金額や渡すタイミングは、教会(神父)または信者で葬儀経験のある人に相談しましょう。
<参列者へ葬儀の案内>
信者ではない方(故人様の知人・友人など)に連絡する際は、カトリックの形式で葬儀を行うことを伝えるようにしましょう。
日本では仏式の葬儀が9割を占めます。御花料(香典に相当)や献花(焼香に相当)などのマナーを気にする方への配慮です。
通常、カトリックの葬儀は教会で行うため、場所をお伝えすれば、理解していただけると思います。
<喪家の準備と対応>
■喪服
洋装の正喪服または準喪服を着用します。
女性は、黒のベールが付いたトークハット(つばのない筒型の帽子)も被ります。
■葬儀における喪主の挨拶
下記の記事をご参考ください。
通夜での挨拶
出棺(葬儀・告別式)での挨拶
■聖歌
もし分からない場合は、葬儀のプログラムに歌詞が掲載されているので、それを見ながら歌うようにします。
■献花
仏式での焼香にあたります。
下記のページをご参考ください。
献花の手順
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プロテスタントの葬儀
5.プロテスタントの葬儀の意味
死ぬことを召天と言い、「死後は天に召されて神の手にゆだねられる」と考えられています。
そのため、葬儀は、この世での別れを惜しみながらも、故人様が生前に受けた神の恵みに感謝して、神を礼拝するための儀式となります。
残された者は信仰を深め、日々の祈りを葬儀の際も続けます。
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6.プロテスタントの葬儀の手配
<まずは教会に相談する>
葬儀は、ほとんどの場合において、教会で行われます。
そのため、教会の牧師が指導してくれます。
よく相談しながら、準備を進めていきます。
なおカトリックと異なり、亡くなられた方が信者ではない場合でも葬儀を執り行っていただけることがあります。
教会に相談してみましょう。
<葬儀社への依頼に際して>
教会によっては葬儀社を指定している場合があります。どこの葬儀社でも依頼できるわけではないことに注意しておきましょう。
実際には、その教会での葬儀に経験・実績のある葬儀社が担当することがほとんどです。
なお病院でお亡くなりの場合、病院側から葬儀社を紹介されますが、必ずしもプロテスタントの(その教会の)葬儀に精通しているとは限らないので、この点に注意しておきましょう。
プロテスタントの形式で葬儀を行う旨を伝えて、まずは故人様の搬送だけをその葬儀社に依頼するのも、一つの方法です。
<補足:教会側で葬儀社の指定がない場合>
自分で葬儀社を手配します。
その際は、葬儀社にプロテスタントで葬儀を行う旨を必ず伝えます。
教会側と葬儀社側で行き違いの無いように、連絡を取り合うようにします。
葬儀の打ち合わせを行う際は、喪家・教会・葬儀社の三者で行うのが一般的です。
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7.プロテスタントの葬儀の流れ
<流れの一覧>
○危篤時
①聖餐式
②臨終の祈り
○ご臨終当日
③故人様の搬送
④安置
⑤葬儀の打ち合わせ
○ご臨終の翌日以降
⑥納棺
⑦前夜式(通夜に相当)
○ご臨終の翌々日以降
⑧葬儀式
⑨出棺
⑩火葬
⑪遺骨迎え
○葬儀後
⑫記念会(記念集会、記念式)
7-1聖餐式(せいさんしき)
牧師を呼び、病人にパンとぶどう酒を与えて聖書を朗読してもらいます。
※7-1は行われない場合もあります。
7-2臨終の祈り
牧師に祈りを捧げてもらいます。
周りにいる家族も一緒に祈ります。
7-3故人様の搬送
自宅または安置施設へと搬送します。
後に控える「納棺」や「前夜式」が、自宅を会場として行われることが多いため、自宅へ搬送することが多いようです。
7-4安置
故人様を布団に寝かせた状態にします。
■安置の流れ
①故人様のお身体を清めた後、生前に愛用していた服に着せかえます。
②胸の上で手を組ませ、十字架を持たせるようにします。
③故人様のお顔に白い布をかけます。
④小机を白か黒の布で覆って、祭壇として枕元に設置します。そこに十字架、燭台、聖書、讃美歌集などを置きます。
※仏式と違い、必ずしも北枕にご遺体を安置する必要はありません。
※飾るものも特にルールはありません。
7-5葬儀の打ち合わせ
前述のとおり、喪家・教会・葬儀社の三者で行うのが一般的です。
プロテスタントの葬儀ならではの内容もありますので、漏れが無いように注意します。
■プロテスタントならではの内容例
○オルガン奏者
○献花用の生花
○葬儀のプログラム(冊子)
など
7-6納棺
故人様を棺に納める儀式です。
納棺式は、プロテスタントの葬儀の流れには本来ありませんでしたが、現在、納棺を行う際には、牧師が立ち会うこともあります。
■納棺
①牧師が祈りの言葉を捧げた後、遺族の手によって故人様を棺に納めます。
②故人様の周りを白い花で飾ります。
③故人様を囲むようにして遺族・近親者が立ち、牧師が納棺の言葉を捧げ、聖書の朗読を行い、一同で賛美歌を歌います。
④柩にふたをして、黒い布で覆います。また柩の上には、十字架をのせます。
※棺自体が黒の布張棺の場合もあります。
7-7前夜式
仏式の葬儀における通夜にあたります。
前夜式は納棺式と兼ねたり、納棺式に続いて行われたりします。
■前夜式
①納棺後、柩を祭壇の前に設置します。
②祭壇には、白または黒の布をかけた小机を置き、遺影・十字架・ロウソク・お香・聖水・生花を供えます。
③ご遺族や近親者、友人などが集まった後、賛美歌(故人様が愛唱した賛美歌)を斉唱します。
④牧師が聖書の朗読・主の祈りを行い、全員で賛美歌を斉唱します。
その後、牧師による説教が行われ、再び全員で賛美歌を斉唱し、そして祈りを捧げます。
⑤最後に献花を行います。
⑥終了後は簡単な茶菓を出し、故人の思い出を語り合う時間を持ちます。
仏式や神式と異なり、酒肴は用意しません。
7-8葬儀式
教会で行われます。
通夜を自宅で行った場合は、柩を教会へ搬送します。
柩を自宅から搬送する際には、牧師が喪家を訪れ、家族や近親者と一緒に、讃美歌の斉唱・聖書の朗読・出棺の祈りが故人様に捧げられます。
教会に到着した柩は、礼拝堂の中の定位置に安置されます。
■柩のお迎え
定刻前に一般参列者が入場します。
葬儀は、教会へ先に到着していた参列者が、遺影を持ったご遺族を迎えることから始まります。
オルガン演奏がなされる中で、先導者・喪主・遺族の順に入場します。
※場合によっては、遺族と一緒に柩が入場することもあります。
↓
■開会の辞
牧師が「招きの言葉」を朗読します。
↓
■葬儀式
①賛美歌斉唱
参列者一同で賛美歌を斉唱します。
②聖書朗読
牧師による聖書朗読が行われ、遺族と参列者は祈祷します。
③賛美歌斉唱
故人様が生前に愛唱していた賛美歌が、一同で歌われます。
④追悼説教
牧師による故人の略歴紹介と説教が行われます。
故人様のエピソードや信仰の歩みを通じて、残された人たちが信仰を新たにするためのものです。
⑤賛美歌斉唱
葬儀の賛美歌、神の御名を称える頌栄(しょうえい)と続きます。
⑥祝祷(しゅくとう)
参列者一同で祝福を願って祈ります。
⑦遺族あいさつ
↓
■告別式
⑧弔辞・弔電の奉読
⑨献花
※告別式は場合によって式に加えられます。
※参列者が多い場合は、献花を黙とうに代えることもあります。
↓
■閉会の辞
※式次第は教会によって異なる場合があります。
7-9出棺
牧師から出棺の祈りが捧げられた後、遺族が故人様と最期の対面をして、棺の中に花を入れて蓋をします。
その後、柩を霊柩車に納め、火葬場へ移送します。
7-10火葬
本来、キリスト教は土葬でしたが、現在ではほとんどが火葬です。
火葬場では、火葬炉の前に小机を置き、十字架や花を飾ります。
牧師が聖書朗読・祈りをして、火葬に移ります。
7-11遺骨迎え
帰宅後、小机などに白い布を掛けた祭壇を設置します。
その上に遺骨を安置し、遺影と十字架を飾り、花を供えます。
遺骨は、納骨の日(お亡くなりから1ヶ月後の召天記念日が目安)まで安置します。
7-12記念集会(記念集会、記念式)
仏教での法要にあたります。
神に祈りを捧げます。
聖書の朗読や賛美歌の斉唱、説教などが行われます。
世間では(お亡くなりになった日を1日目として)10日目または1か月後の命日(召天記念日)、1年ごとの命日に記念会を行うと言われていますが、実際には「決まった期日はない」ようです。
希望する際は、教会に相談しましょう。
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8.プロテスタントの葬儀での喪家のマナー
<教会への御礼>
葬儀に関する教会への御礼は、献金という形で行います。
※仏式におけるお布施にあたります。
御礼を渡す相手として、
○教会
○牧師
○オルガン奏者
などが挙げられます。
教会へは「献金」、それ以外へは「御礼」と白い無地の封筒に表書きして、お金を入れて渡します。
金額や渡すタイミングは、教会(牧師)または信者で葬儀経験のある人に相談しましょう。
<参列者へ葬儀の案内>
信者ではない方(故人様の知人・友人など)に連絡する際は、プロテスタントの形式で葬儀を行うことを伝えるようにしましょう。
日本では仏式の葬儀が9割を占めます。
御花料(香典に相当)や献花(焼香に相当)などのマナーを気にする方への配慮です。
通常、プロテスタントの葬儀は教会で行うため、場所をお伝えすれば、理解していただけると思います。
<喪家の準備と対応>
■喪服
洋装の正喪服または準喪服を着用します。
■葬儀における喪主の挨拶
下記の記事をご参考ください。
通夜での挨拶
出棺(葬儀・告別式)での挨拶
■賛美歌
もし分からない場合は、葬儀のプログラムに歌詞が掲載されているので、それを見ながら歌うようにします。
■献花
仏式での焼香にあたります。
下記のページをご参考ください。
献花の手順
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9.よくある質問
Q:キリスト教の葬儀で家族葬はできますか?
A:基本的にはできるようです。
ただし、亡くなられた方が敬虔なクリスチャンだった場合は、教会で葬儀を行うことにより、信者仲間が参列されることもあります。また教会に日ごろから出入りしている信者もいます。
そのため、多少の信者の参列は想定した上で、教会に相談してみましょう。
なお、葬儀にお呼びしない方(信者以外)への対応については、葬儀社に相談しながら進めると安心です。
詳細は、家族葬とは?意味やメリット・デメリット、参列者の範囲や注意点について解説をご参考ください。
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10.まとめ:キリスト教の葬儀は教会の主導で行われます。教会に相談しながら進めましょう
キリスト教の葬儀について整理すると、以下のようになります。
<場所>
○通夜:自宅・安置施設が多い傾向にある。
○葬儀:基本的に教会で行われる。
<準備・当日の進行>
○カトリック:神父
○プロテスタント:牧師
が中心となってリードしてくれる。教会の関係者によるお手伝いもある。
<内容>
○基本的な流れはあるが、宗派はもちろん、各教会によっても異なる。
そのため、大まかな流れを抑えた上で、教会に相談すると安心して進められると思います。
<葬儀社>
○教会側が葬儀社を指定している場合があるので、確認する。
実際、日本の葬儀の9割以上が仏式での葬儀となるため、教会側で指定がない場合は、キリスト教式の葬儀の実績が多い葬儀社に依頼するのが安心です。
全国儀式サービスでご紹介する葬儀社は、地域で長年の実績があり、キリスト教の葬儀にも多くの実績がございます。
万が一の際には、安心してご相談ください。
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早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。
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