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2023年 10月 18日(水)

骨葬とは?選ぶ理由や流れ、メリット・デメリットなどを解説!

骨葬

2024年1月23日更新。

骨葬は葬儀の種類の1つで、故人様を遺骨の状態にして行う葬儀のことを言います。

人によっては、初めて耳にされる方もいらっしゃるかもしれません。


この記事では、骨葬について、喪主・遺族になった際に、抑えておきたい点について、詳しく解説します。

「骨葬が適しているか」
「骨葬の注意点は何か」
などを確認するための一助としてご活用ください。

 
 
 
 
【もくじ】
1.骨葬とは
2.骨葬の流れ
3.骨葬を選ぶ理由
4.骨葬のメリット
5.骨葬のデメリット
6.骨葬の注意点
7.まとめ:骨葬は、選ぶ理由に合わせて準備を行いましょう
8.全国儀式サービスにご相談ください
 
 
 
 

1.骨葬とは

 

骨葬は「こつそう」と読みます。
「遺骨」を祭壇に祀って、通夜や葬儀・告別式を行う形式のことを指して言います。

「遺骨」の状態で執り行うため、宗教的儀式に先立って、火葬が行われることが特徴です。


「通常、通夜や葬儀・告別式は故人様を棺に納めた状態で行い、その後に火葬して遺骨にする」とイメージされている方が多いかもしれません。

しかし、骨葬は地域によっては一般的に行われています。

実際に大正から昭和中期くらいまでは、全国的に骨葬が行われ、一方で故人様を棺に納めた状態で葬儀を行うのはごく一部でした。

明治に始まった、土葬から火葬への移行が進んでいく中で、次第に故人様を棺に納めた状態で葬儀を行うことが増えていきました。

 
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2.骨葬の流れ

 

火葬の順番が異なることが特徴です。
それ以外は、流れに大きな違いはありません。

実際には火葬のタイミングの違いで大きく3つに分かれます(下記)。
そのうち、「骨葬」と「前火葬」を合わせて、骨葬と呼ぶことが多いようです。

 
 

■骨葬
①火葬
②通夜
③葬儀・告別式

 
 
 

■前火葬(骨葬)
①通夜
②火葬
③葬儀・告別式

 
 
 

■後火葬
①通夜
②葬儀・告別式
③火葬

 
 
 

※「葬儀全体の流れ」および「通夜」「葬儀・告別式」「火葬」それぞれの流れは、以下をご参考ください。

 
葬儀全体の流れ
火葬
通夜
葬儀・告別式
 
 
 
<補足:精進落とし>

通常、精進落とし(僧侶や親族をもてなす会食)を行う場合は、どのタイミングで行うかを検討する必要がありますが、それは骨葬においても同じです。


骨葬(通夜の前に火葬を行う)場合は、葬儀・告別式後に精進落としを行う傾向にあるようです。

前火葬(通夜の後に火葬を行う)の場合は、地域によって「火葬後に行う」「葬儀・告別式後に行う」のどちらかに分かれるため、葬儀社や親戚の年長者などに確認しておくと良いでしょう。

 
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3.骨葬を選ぶ理由

 

3-1地域の風習のため

1.骨葬では」でもお伝えした通り、骨葬を行う地域は、全国にあります。


かつてはお寺で葬儀が行われ、そのすぐ後に、故人様はお墓に納められていました(土葬されていました)。

埋葬方法が土葬から火葬へと移行していく中でも、上記の流れを継続したことによって、葬儀の前に火葬を行うようになったのではないかと、一説には言われています。


ちなみに骨葬が一般的な地域では、そもそも骨葬とは呼んでいません。

 
 
 
 

3-2ご遺体が良い状態ではないため

○事件などの被害にあった
○交通事故死
○孤独死などで発見に時間が掛かった
などで、ご遺体の状態が良くない場合です。

棺に納められていたとしても、その状態を直視してお別れするのは、遺族・親族のみならず一般参列者も、精神的な負担が大きいため、骨葬が選ばれます。

 
 
 
 

3-3遠方でお亡くなりになったため

○旅行先
○仕事での出張先・赴任先
などの遠隔地で亡くなった場合です。

地元で葬儀を行うには、故人様を遠隔地から搬送しなければならないため、状況を踏まえて、骨葬を選択肢の一つとして検討します。


海外でお亡くなりになった場合は、故人様の状態、その国でのルールや手続き、掛かる費用などを踏まえて検討します。


国内・国外にかかわらず、骨葬にする際は、現地で火葬をし、遺骨の状態で連れ帰り、後日、葬儀を行います。

 
 
 
 

3-4補足:社葬・団体葬を行うため

芸能人や政治家、大企業の社長などがお亡くなりになった場合です。

葬儀には多くの参列者が予想されます。
対応するためには、準備に相応の日数が必要となるため、遺骨にした状態で葬儀を行うのが一般的です。

この場合、近親者のみでお別れを先に済ませて、後日、遺骨の状態で社葬・団体葬が行われます。
骨葬とは呼ばないのが一般的です。

 
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4.骨葬のメリット

※「ご遺体が良い状態ではないため」「遠方でお亡くなりになったため」に、骨葬を検討されている方へ向けて解説しています。

 
 

4-1ご遺体の状態を気にしないですむ

遺骨の状態にすることで、
○故人様の見た目に対する不安
○匂いなどの衛生面での不安
を避けることができます。

結果的にご遺族や参列者の精神的な負担を少なくすることができます。

遺族の心理的な動揺が激しい場合は、日数をおいて、あらためて葬儀の日程を組むこともできます。


新型コロナウイルスが流行した時には、感染してお亡くなりになった方は、直後に火葬せざるを得なかったため、落ち着いた頃に遺骨の状態で葬儀を行った方もいました。

 
 
 
 

4-2搬送費用を抑えることができる

遺骨の状態にすることで、故人様を自分で連れて帰ることができます。
結果的に、費用や手間が減らすことができます。


実際に遠方(旅行先や出張先・転勤先など)でお亡くなりになった場合、地元で葬儀を行うためには、故人様を遠隔地からその場所まで搬送しなければなりません。

寝台車での搬送費用は、距離で設定されているため、長距離搬送すると、相当な費用がかかります。
場合によっては、複数の葬儀社を手配して、リレー形式で搬送する必要も出てきます。

参考:故人様の搬送先を決める


また海外でお亡くなりになった場合は、
○空輸の費用
○防腐処置(エンバーミング)の費用
○空輸専用の棺および納棺の費用
○遺族の旅費
○出国・入国の手続き(国によって異なる)
などがさらに必要となります。

 
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5.骨葬のデメリット

※「ご遺体が良い状態ではないため」「遠方でお亡くなりになったため」に、骨葬を検討されている方へ向けて解説しています。

 
 

5-1故人のお顔を見てお別れできない

骨葬では先に火葬を行うため、一般の参列者は故人様のお顔を見てお別れすることができません。

故人の顔を見てお別れができると考えている方には、葬儀当日すでに遺骨になっているのを見てショックを与える恐れがあります。

 
 
 
 

5-2火葬の日程調整に注意が必要

通夜の前に火葬する場合、 火葬の時間によって、日程が三日間に渡ることがあり、その際には遺族・親族の拘束時間が増えてしまいます。

 

■日程の例
お亡くなりの日から
2日目:火葬(午前~昼前後)、通夜(夜)
3日目:葬儀・告別式
⇒2日間で済む

お亡くなりの日から
2日目:火葬(午後)
3日目:通夜(夜)
4日目:葬儀・告別式
⇒3日間かかる

※遠方でお亡くなりの場合は、火葬から通夜までの期間がさらに空くことも予想されます。

 
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6.骨葬の注意点

 

6-1葬儀で故人様の顔を見られないことを知らせる

骨葬が一般的ではない地域では、
参列される方が、故人様のお顔を見てお別れができると思っています。

故人様ときちんお別れしていただくためにも、骨葬で行う(火葬後に通夜や葬儀・告別式を行う)旨を必ず案内しましょう。

 
 
 
 

6-2葬儀の打合せ時に流れを確認しておく

骨葬が一般的な地域でも、
喪主・遺族が把握していないことがあります(例えば、故郷で親の葬儀を行う場合)。

5.骨葬のデメリット」で解説したことを避けるためにも、葬儀社と打合せする際に流れを確認しておくことが大切です。

そして遠方からの参列者がいる場合は、骨葬で行う(火葬後に通夜や葬儀・告別式を行う)旨を必ず案内しましょう。

 
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7.まとめ:骨葬は、選ぶ理由に合わせて準備を行いましょう

 

骨葬は地域によって、一般的であるところもあれば、そうでないところもあり、様々です。
選ぶ理由に合わせて、適宜対応するようにしましょう。

 
 
<地域の風習として選ぶ場合>

○喪主・遺族が把握していないことがあるので、葬儀社との打合せ時に流れを確認する。

○遠方からの参列者がいる場合には、骨葬で行う(火葬後に葬儀を行う)旨を伝える。

ことが大切です。

 
 
 
<ご遺体の状態を考慮して選ぶ場合>

骨葬が最善の選択の一つになりえます。
メリットとデメリットを踏まえて、判断しましょう。
また進める際は、注意点にも気を付けましょう。

○メリット
 ・ご遺体の状態を気にしないですむ。
 ・搬送費用を抑えることができる。

○デメリット
 ・故人のお顔を見てお別れできない。

○注意点
 ・葬儀で故人様の顔を見られないことを知らせる。

 
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8.全国儀式サービスにご相談ください

 

8-1地域で実績のある葬儀社が担当

全国儀式サービスは、日本全国で葬儀の手配をすることが可能です。
独自の基準で選定し、提携契約した葬儀社のみをご紹介しております。


地域の風習として骨葬を行う場合も、その地域で長年の経験・実績があるため、安心してお任せいただけます。

交通事故や孤独死などで警察の捜査が入った場合も、適切に対応できます。

また遠方でお亡くなりの場合も、見知らぬ土地で信頼できる葬儀社を自分で探す必要がありません。

 
 
 
 

8-2故人様を長距離搬送する場合も安心

遠方地でお亡くなりになり、骨葬にしない場合は、故人様をご遺体の状態で長距離搬送しなければなりません。

その際、一つの葬儀社の対応エリアを超えることが多く、その場合は複数の葬儀社を手配することが必要になります。


全国儀式サービスは、日本全国の葬儀社と提携しているため、お電話一本いただければ、コールセンターの方で搬送の一切を手配いたします(もちろん葬儀も手配いたします)。

遠隔地で家族を亡くして大変な状況の中で、時間や手間を省くことができます。

 
 
 

24時間365日、葬儀のご依頼・ご相談を受け付けております。
早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。

 

全国儀式サービス コールセンター
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(通話料・相談料・紹介料、無料)

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