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葬儀の打合せ
2024年 02月 22日(木)

喪主の役割-決め方や実際にやること、服装や持ち物について

喪主

喪主は葬儀で重要な役割を担います。
しかし喪主になる機会はなかなか無いため、いざという時に不安を感じる方が多くいらっしゃいます。

●喪主には誰がなる?
●喪主がやることは?
●喪主の服装や持ち物は?

この記事では、そういった疑問を解決いたします。

実際にやることは多岐に渡ります。
そのため、喪主としてやることを事前に理解しておき、落ち着いて最期のお別れに臨んでいただければと思います。

 
 
 
 
【もくじ】
1喪主とは
2喪主の決め方
3喪主の役割
4喪主の挨拶
5喪主の服装
6喪主の持ち物
7まとめ
 
 
 
 

1.喪主とは

<概要>

遺族の代表として、葬儀を執り行う人のことを言います。

葬儀の準備から実施に至るすべてにおいて、喪主が中心となって進めていきます。

また喪主は、葬儀だけでなく、後に続く年忌法要や納骨等も中心となって執り行います。

 
 
 
<喪主と施主の違い>

喪主と似た言葉に「施主」があります。

喪主:遺族の代表として葬儀を執り行う人
施主:運営の主体となって費用を支払う人
となります。

一般個人の葬儀では、喪主が施主でもある場合がほとんどです。

 
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2.喪主の決め方

<基本>

故人様と最も血縁の深かった人が喪主になります。

一般的には世帯主・配偶者・長男(長女)の中から選びます。
故人様に配偶者も子供もいない場合は、故人様の親や兄弟が喪主になります。

喪主が高齢の場合は、その子供(長男または長女)が実質的な喪主の役目を務めることが多いです。

家族関係が複雑な場合には、遺族・親族間で十分に相談した上で、喪主を決めるようにします。

また親族代表を喪主代行に立てる場合もあります(喪主が海外赴任中や入院中で出席できない等)。

 
 
 
<喪主を決めるタイミング>

葬儀の打ち合わせの時までに決めることが一般的です。

なぜなら喪主が葬儀の内容を決定しなければならないからです。

 
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3.喪主の役割

葬儀を滞りなく執り行うための対応および調整が喪主の役割です。
周囲の人に協力を得ながら、進めていきます。

 
 
<お亡くなり直後>

■親族・関係者へ
 ○訃報連絡を行う
■僧侶へ
 ○葬儀(読経)を依頼する
 ○戒名を依頼する
■葬儀社へ
 ○葬儀(故人様の搬送)を依頼する

詳細は以下をご覧ください。
病院や自宅で亡くなった後の流れ-連絡や搬送、ご安置や葬儀の手配について

 
 
 
<故人様の搬送・安置後>

■葬儀社と
 ○葬儀の打合せを行う
 ○葬儀内容の最終決定を行う
■僧侶と
 ○葬儀の日程について相談する

詳細は以下をご覧ください。
葬儀の打ち合わせ-場所やタイミング、話し合う内容や注意点を解説

 
 
 
<葬儀の打ち合わせ後>

■親族・関係者へ
 ○訃報連絡・葬儀のご案内をする
 ○葬儀の各お手伝いを依頼する(受付・会計など)
 ○親族の供花・供物を取りまとめる
 ○火葬場への同行者を確認する

詳細は以下をご覧ください。
意外と大事!打ち合わせから葬儀までに準備すること

 
 
 
<通夜および葬儀・告別式>

■葬儀社と
 ○当日の進行について確認・調整を行う
■僧侶へ
 ○来訪時にお出迎え~お見送りする
 ○御布施をお渡しする
■参列者へ
 ○挨拶やおもてなしをする

詳細は以下をご覧ください。
宗教者をお迎えするときに
通夜について-喪主として知っておく通夜の意味や流れ・挨拶など
葬儀・告別式について-喪主が知っておくべき流れや意味、準備など

 
 
 
<葬儀後>

■僧侶へ
 ○お礼の挨拶に伺う
■葬儀社へ
 ○葬儀費用を支払う
■親族・関係者へ
 ○お手伝いのお礼の挨拶に伺う
 ○供花や香典等のお返しを行う
■参列者へ
 ○供花や香典等のお返しを行う

詳細は以下をご覧ください。
葬儀後の流れ-葬儀の事務の引き継ぎ、費用の精算、お礼の挨拶回りについて
葬儀の香典返しについて-意味や贈る時期、相場や贈る際の注意点などを紹介

 
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4.喪主の挨拶

①通夜および通夜振る舞いでの挨拶
②葬儀・告別式(または出棺)での挨拶
③精進落としの挨拶
について、ポイントと例文を紹介します。

喪主が大変若い場合、お身体が不自由な場合、取り乱して挨拶が難しい場合は、親戚代表が挨拶することもあります。

※通夜振る舞いは地域によっては、行わない所もあります。

 
 

4-1通夜および通夜振る舞いでの挨拶

<ポイント>

○通夜終了時
以下の3点を抑えて挨拶を行います。
①通夜に参列していただいたお礼
②生前親しくしていただいたことへの感謝
③通夜振る舞いへのお誘い

 
 

○通夜振る舞いの閉会時
ほどよく時間を見計らって、以下2点を抑えて挨拶を行います。
①参列のお礼(通夜の締めくくりとして)
②葬儀・告別式の日時・場所をご案内

 
 
 
<例文>

○通夜終了時
本日はお忙しい中を、○○○○の通夜にご参列いただきました上、ご丁寧なお供物やご香典までいただきまして、本当にありがとうございました。

生前は、格別のご厚情を賜りましたこと、故人も感謝しておりました。深くお礼申し上げます。

皆様、お疲れの事とは存じますが、ささやかながら、別室に通夜振る舞いを用意いたしましたので、どうぞお立ち寄りください。

十分なことはできませんが、おくつろぎの上、○○の思い出話などを伺わせていただければ、遺族としてもうれしい限りでございます。

 
 

○通夜振る舞いの閉会時
皆様のおかげで無事○○○○の通夜を務めることができました。本当にありがとうございました。

思い出話などをもっとお伺いしたいのですが、夜も遅くなってまいりましたので、この辺りでお開きにしたいと存じます。

また、明日の葬儀・告別式は午前△△時より○○斎場で行う予定です。お時間が許すようでしたら、ご参列いただきたくお願い申し上げます。

誠にありがとうございました。
どうぞお気を付けてお帰りください。

 
 
 
 

4-2葬儀・告別式(または出棺)の挨拶

<ポイント>

葬儀・告別式の最後または出棺時に、参列者に対して挨拶を行います。

以下の3点を抑えて、挨拶を述べます。
①参列していただいたお礼
②生前親しくしていただいた事への感謝
③生前と変わらない遺族への交際と支援のお願い

 
 
 
<例文>

本日はご多用中のところ、○○○○のためにご会葬を賜りまして、誠にありがとうございました。

おかげをもちまして、○○○○の葬儀・告別式を滞りなく終了し、これより出棺の運びとなりました。

故人が生前ひとかたならぬご厚情を賜りましたことと合わせ、厚く御礼申し上げます。

故人の教えを胸に、残された者で今後もがんばってまいりたいと決意いたしております。

今まで私共にお寄せいただきましたご厚情に深く感謝を申し上げますと共に、今後も末永くご厚誼(こうぎ)を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

 
 
 
 

4-3精進落としの挨拶

<ポイント>

葬儀が無事終了したことへのお礼を述べます。一同疲れているため、労をねぎらうと共に、挨拶を手短に行います。

 
 
 
<例文>

○開会の挨拶
本日は亡き○○○○のために、いろいろお心遣いをいただき、ありがとうございました。

つつがなく葬儀を済ませることができましたのは、ひとえに皆様方のお力添えのおかげでございます。厚く御礼申し上げます。

なお、皆様のご厚情に深謝し、心ばかりではございますが小膳を設けておりますので、一時おくつろぎいただきまして、精進落とし(御斎:おとき)をしていただきたいと存じます。

故人の冥福を祈り、献杯をしたいと存じます。

 
 

○閉会の挨拶
本日はありがとうございました。

誠に名残り惜しく、まだごゆっくりしていただきたいところでございますが、ご遠方からのご参列の方もいらっしゃいますので、この辺りでお開きにさせていただきたいと存じます。

長い間お引き留めして申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

 
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5.喪主の服装

<本来>

葬儀・告別式では、
遺族の代表として、正喪服(喪服の中でも、最も格式の高い服装)で臨みます。

前日に行われる通夜では、
正喪服または準喪服(一般的な洋装の喪服のこと。葬儀用の礼服)で臨みます。

 
 
 
<最近>

通夜も葬儀・告別式も、準喪服を着用して臨むことが多くなりました。

 
 
 

喪服を持っていなければ、葬儀社に準備してもらいます(または貸衣装店を紹介してもらいます)。

ただ、喪主をお勤めになる方は、その後の法要などでも喪服を着用する機会が多くなりますので、喪服の購入も検討しましょう。

 
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6.喪主の持ち物

喪主として、持っておくと良いものを紹介します。

 
 
<筆記用具(メモとペン)>

葬儀社や関係者とのやり取り等をメモするためのものです。
多くのことを判断しながら進めていくことになるので、あると役に立ちます。

 
 
 
<御布施用の封筒>

お布施を入れる白無地の封筒です。
葬儀社にお願いすれば用意してくれます。

 
 
 
<袱紗>

僧侶への御布施(御車料など)を包むための、一枚布のことです。
「金封が汚れないようにする」「相手への礼儀を示す」ためのものです。

弔事用と慶事用があり、弔事では寒色(紺やグレー等)または紫(慶弔両用)の袱紗を使用します。

 
 
 
<数珠>

仏式の葬儀でお参りする際に使用します。
数珠は持つ人のお守り・身代わりとするものと考えられています。
貸し借りしてはいけないものなので、準備しましょう。

 
 
 
<その他>

タクシー等の臨時の出費に備え、現金を持っておきましょう。

 
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7.まとめ:初めて喪主になる人が大半です。分からないことは葬儀社・周囲の人に教えてもらいましょう

喪主として葬儀を経験することは、人生の中で数回しかありません。
そのため、初めて喪主を経験する際には、遠慮なく葬儀社や周囲の人に相談しましょう。


実際に全国儀式サービスをご利用いただく方の多くが、初めて喪主になる人です。安心してご相談ください。

葬儀はもちろん、地域の風習についても詳しい葬儀社が担当いたします。
聞けば何でも、答えてくれます。
実際にご利用者の方から、そういったご満足の声を多くいただいております。

また提携している葬儀社の多くが、自社斎場を持っているため、喪家の要望に合わせやすいことも特長です。

ご相談・ご紹介・御見積りは無料です。
ぜひ一度ご連絡ください。

 
 

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早朝・深夜、祝日・連休・年末年始も、気兼ねなくご連絡ください。

 

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